就活の取説

外資系コンサル、外資系金融、総合商社などから内定を勝ち取った2011年卒の関西の学生数名が立ち上げたブログ。外資系企業・日系大手などの最新選考情報を発信していきます。就活における東京の学生との情報格差の是正に少しでも貢献できれば幸いです。

【オススメ本】 コンサル対策
【コンサル】 DI  NRI
【外銀】 GS
【ベンチャー】 イトクロ
【人材・メディア】 リクルート
【商社】 三菱商事
【金融】 大和証券SMBC
【メーカー】 パナソニック電工


【企業別選考情報】ゴールドマンサックス(本選考)


ウォール街No.1の収益率を誇り、世界の金融ビジネスのリーダーとして君臨する巨大投資銀行です。日本経済にも強い影響力をもっています。アメリカの財務長官などを輩出してきた超エリート集団です。外銀志望者はまず全員が受けると思います。そのため、選考は倍率・難易度共に相当高いものとなります。私はIBD・アセットマネジメントの両部門を受けていたので、その両者を書きます。

●選考の流れ
IBD:ES→筆記試験→GI→落ちたため不明
・AM:ES→筆記試験→GD・GI→社員訪問(7人)→スーパーデー

エントリーシートの内容、分量。
・所属団体での経験をご記入ください。(100字)
・職務経験(アルバイトを含む)をご記入ください。(100字)
奨学金、賞、資格、特殊技能に関して、取得済みなもの又は現在取得に向けて勉強中であるものをご記入ください。
例:ファイナンシャル・プランナー取得に向けて勉強中。(50字)
・応募部門への志望理由をご記入ください。(600字)
・ご自分の長所と短所を述べてください。(600字)
・自己PRなどを述べてください。(200字)
内容自体はいたってスタンダード。通過したら締め切り後比較的早くテストセンターの案内が来たと思います。

●筆記試験の内容、難易度。
テストセンターでのSPIです。これは良いスコアを出せば1年間他社でも使いまわせます。特にIBDのテストセンターの足きりラインは最高レベルなので、通過していれば他社には安心して結果を使い回せます。

●一次選考の形式、聞かれた内容。
 関西の場合、一次選考は全部門同じ日の時間違いで行われました。なので、複数部門を受ける人はかなり大変です。
IBD
 4人で30分のGI。質問内容は自己紹介、志望理由、学生時代頑張ったこと、ESの深堀、自分が日本で一番と思うことと適宜それに対する深堀です。最初は順番に質問が回ってきますが、後半はおそらく目を付けられた人のみが多くの質問を振られることになります。あからさまです。でも一番質問がきたからといって合格したというわけではありません。そして最後にこちらからの質問です。
・AM
 5人でまず10分GD。その後20分GI。GDのテーマは「信頼とは?信頼を構成する要素を3つあげよ」というものでした。いかんせん時間が短いので上手く議論の主導権を握ることが大事です。私はもともとコンサルをメインに受けていたので、コンサルっぽくやったら好評らしかったです。次にGI。まず自己紹介を全員します。次の質問からはGDで評価の高かった人に集中して質問が来ます。私が他にされた質問は大学院の研究内容、金融の志望理由、学生時代頑張ったこと、それらに対しての深堀です。最後に質問タイムがあります。結果は合格者のみ次の月曜にメールで連絡がきます。

●二次選考の形式、聞かれた内容。
 東京で社員さん3人、私1人で1時間の訪問会を2回行いました。内容はひたすらこちらからの質問です。事前にしっかりと質問項目を考えていきましょう。2時間で6人の人と会うことになるので、集中力を切らさないようにしましょう。
 また後日、京都に社員さんが来たときに1対1で1時間半ほどお話する機会がありました。

●スーパーデーの形式、聞かれた内容。
 俗にいう最終面接。私はここで落ちたのでその後のことはよく分かりませんが、通過すればこの後にもう一回面接がある人もいると聞きました。スーパーデーはまず1時間くらい人事の方が事前に聞きたいことや不安はないかという時間をとって下さいます。その後、ディレクタークラスとの1対1、40分程度の面接を5人連続で行いました。学生時代頑張ったこと、金融の志望理由、その中でなぜゴールドマンか?他社の選考状況は?などは共通して聞かれました。あとは面接官によってまちまちで、こちらからの質問を多く受け付けてくれる方、上記の質問から話を広げていかれる方など様々です。全員日本語での面接で英語面接はありませんでした。

●気をつけるポイントやアドバイス。
 スーパーデーに残っていたほかの学生をみてもみんな肉食系でした。自信のない態度やドンくさい受け答えをしていてはまずアウトだと思います。もちろん内容ありきですが、そういった姿勢やオーラは一朝一夕では身につかないものだと思いますので、常日頃からそのような振る舞いができるように明日から気をつけてみて下さい。